2024.12.29 Sun
SEO対策で画像を活用!基本的設定から上位表示のための3つの施策を解説
・画像のSEO対策って、どうすればいいんだろう
・画像検索でも上位表示させたいけど、方法がわからない
このようなお悩みはありませんか?
画像SEOは、適切に設定することで検索流入を増やし、サイトの使いやすさも向上させることができます。しかし、altタグの設定や画像の最適化など、知っておくべきポイントがいくつもあります。
そこで、この記事では画像SEOの基本から実践的な設定方法まで、具体的に解説していきます。画像検索での上位表示を目指す方は、ぜひ最後までお読みください。
画像SEOとは?
画像SEOとは、検索エンジンに画像コンテンツを適切に認識させ、検索結果での表示順位を向上させるための最適化手法です。具体的には、画像ファイルの属性や周辺情報を調整し、検索エンジンが画像の内容を正確に理解できるようにすることを指します。
検索エンジンは、画像そのものを直接認識する能力がまだ十分ではありません。そのため、altタグやファイル名、キャプションなどのテキスト情報が重要な役割を果たします。また、画像サイズの最適化やレスポンシブデザイン対応といった技術的な要素も不可欠です。
画像SEOを適切に実施することで、通常の検索結果だけでなく、Google画像検索からの流入増加も期待できます。このように、画像SEOはウェブサイト全体のトラフィック向上やユーザビリティ向上に貢献する重要な施策と言えるでしょう。
画像SEOを行うメリット
画像SEOを行うことで、ウェブサイトには様々な良い効果が期待できます。
大きく分けると、以下の3つのメリットがあります。
・検索からの集客アップ
・ユーザーの使いやすさの向上
・サイトの表示速度の改善
それぞれの効果について詳しく説明していきましょう。
検索流入増加とアクセスアップ
画像SEOを適切に行うと、Googleの検索結果で表示されやすくなります。特に「画像検索」からの訪問者が増えることが期待できます。
たとえば、商品写真を探している人が画像検索を使う場合、最適化された画像は上位に表示されやすくなります。そのため、これまでになかった新しい入り口からウェブサイトへの訪問が増えていきます。
ユーザビリティ向上によるコンバージョン率アップ
画像SEOでは、画像に適切な説明文をつけたり、見やすいサイズに調整したりします。このような工夫により、サイトを訪れた人が情報を理解しやすくなります。
わかりやすく整理された情報は、商品の購入や資料請求といった成果にもつながりやすくなります。特に商品の写真や使い方の説明図では、この効果が大きく表れます。
サイトパフォーマンス向上が期待できるケース
画像SEOの一環として、画像の圧縮や最適なサイズ設定を行います。これにより、ウェブサイトの表示速度が改善されます。
スマートフォンでの閲覧が増える中、サイトの読み込みが速いことは重要です。表示速度が遅いと、訪問者はすぐに別のサイトに移ってしまう可能性が高くなるためです。速度改善により、より多くの人に情報を届けられるようになります。
画像SEOを行う際の注意点
画像SEOを行う際には、以下の4つの注意点に気をつける必要があります。
・著作権やライセンスの確認
・画質の維持
・表示速度への配慮
・テキストでの補完
これらの注意点をしっかりと守ることで、効果的な画像SEOを実現できます。具体的な内容を見ていきましょう。
著作権やライセンスに関するリスクを回避する
画像を使用する際は、必ず著作権やライセンスの確認が必要です。勝手に他のサイトから画像を使うことはトラブルの原因となります。
画像を使用する場合は、自分で撮影した写真を使うか、有料のストックフォトを購入するようにしましょう。フリー素材を使用する場合でも、利用規約をしっかりと確認することが大切です。
画質が悪い画像の使用は避ける
ぼやけた写真や粗い画像は、サイトの印象を悪くします。特に商品写真では、しっかりとした画質の画像を使うことが重要です。
写真を撮影する際は明るい場所で撮影し、手ブレにも注意しましょう。また、画像の編集時に必要以上に圧縮しすぎると画質が落ちてしまうため、適度な圧縮を心がけます。
サイト速度を損なわない最適化を行う
画像の容量が大きすぎると、ページの表示が遅くなってしまいます。かといって、画質を落としすぎるのも良くありません。
画像は表示サイズに合わせた大きさにし、適切な圧縮ツールを使って容量を減らすようにしましょう。特にスマートフォンでの表示を考えると、表示速度の改善は重要です。
重要な内容はテキストでも補完する
画像だけで情報を伝えようとするのは避けましょう。画像検索の対象にはなりますが、通常の検索では認識されにくくなってしまいます。
グラフや図表を使用する場合は、その内容を本文でも説明するようにします。そうすることで、検索エンジンにもユーザーにも理解しやすい内容になります。
画像SEOの基本設定方法
画像SEOを始めるには、いくつかの基本的な設定が必要です。これらの設定は特別な知識がなくても実施できます。順を追って説明していきましょう。
altタグの適切な設定方法
altタグとは、画像が表示されないときに代わりに表示される説明文のことです。このタグは検索エンジンが画像の内容を理解する重要な手がかりとなります。
設定する際は、画像の内容を簡潔に説明する文章を入れましょう。「写真」「画像」といった一般的な言葉は避け、具体的な説明を心がけます。
altタグについてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
画像ファイル名の最適化のコツ
画像のファイル名は、内容が分かるものにしましょう。「DSC00123.jpg」のような機械的な名前ではなく、「blue-summer-dress.jpg」のように内容を表す名前をつけます。
日本語のファイル名は文字化けの原因となるため、アルファベットを使うようにします。単語をつなぐときはハイフンを使うと読みやすくなります。
画像サイズの調整と圧縮ツールの活用
画像は実際の表示サイズに合わせて調整します。大きすぎる画像は表示速度に影響を与えるためです。
現在、Googleは画像形式としてWebPを推奨しています。WebPは従来のJPEGやPNGと比べて、画質を保ちながらファイルサイズを小さくできる形式です。
画像の圧縮には、TinyPNGやImageOptimなどの無料ツールが便利です。これらのツールを使えば、画質をほとんど落とすことなく、ファイルサイズを大幅に減らすことができます。
構造化データで画像をマークアップする方法
構造化データは、検索エンジンにコンテンツの種類を伝える仕組みです。画像に対して商品写真やレシピ画像といった情報を追加することで、より正確に内容を伝えることができます。
構造化データについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
≫【実例・画像付き】構造化データの実装に役立つツールと使い方
画像キャプションや周辺テキストの最適化
画像の下に表示されるキャプションや、画像の周りのテキストも重要です。これらの文章には画像の説明や補足情報を入れることで、ユーザーの理解を助けることができます。
Google画像検索で上位表示するための施策
Google画像検索での上位表示を目指すには、以下の3つの施策が効果的です。
・オリジナル画像の作成
・モバイル対応の強化
・画像サイトマップの活用
これらの施策を組み合わせることで、より効果的な画像SEOを実現できます。それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
オリジナル画像を作成する
Googleは他のサイトにない、独自の画像コンテンツを高く評価します。安易にフリー素材を使うのではなく、できるだけオリジナルの画像を使うようにしましょう。
商品写真は自社で撮影し、図解やイラストは自社でデザインすることをおすすめします。これにより、他のサイトとの差別化が図れます。
レスポンシブデザインでモバイル対応を強化
現在、多くのユーザーがスマートフォンで画像検索を利用しています。そのため、画像がスマートフォンでも見やすく表示されることが重要です。
画像は画面サイズに応じて自動的にサイズが調整されるよう、レスポンシブデザインで設定しましょう。デバイスごとの見え方を確認することも大切です。
画像サイトマップを活用して検索エンジンに伝える
画像サイトマップは、サイト内の画像情報をGoogleに伝えるための仕組みです。XMLファイルを手動で作成する以外にも、以下の方法で簡単に作成できます。
WordPressをお使いの場合は、「All in One SEO」や「Yoast SEO」などの人気SEOプラグインを使うと、自動的に画像サイトマップを生成できます。プラグインをインストールして有効化するだけで、面倒なXMLコードの記述は不要です。
また、サイトマップ生成ツールを利用する方法もあります。「XML Sitemaps Generator」などのオンラインツールに、サイトのURLを入力するだけで画像サイトマップを自動生成できます。
これらのツールを使えば、専門的な知識がなくても簡単に画像サイトマップを作成し、Googleに情報を伝えることができます。
よくある質問(FAQ)
画像SEOについて、特によく寄せられる質問を紹介します。画像の枚数、altタグの内容、圧縮サイズについて、具体的に説明していきましょう。
画像は何枚くらい使用するのが適切ですか?
1ページあたりの適切な画像枚数は、記事の長さによって変わります。一般的な目安として、本文1000文字につき2~3枚程度の画像を使用するのがおすすめです。
ただし、商品紹介ページやハウツー記事など、画像が重要な役割を果たす場合は、必要に応じて枚数を増やしましょう。大切なのは、文章の内容を補完する画像を適切に配置することです。
altタグにはどんな情報を入れるべきですか?
altタグには、画像が何を表しているのかを簡潔に説明する文章を入れます。商品写真なら商品名と特徴、図解なら図で説明している内容を短く書きましょう。
ただし、「画像」「写真」といった一般的な言葉や、必要以上に長い説明は避けます。
検索エンジンとユーザーの両方にとって理解しやすい、自然な説明文を心がけましょう。
画像サイズはどのくらいまで圧縮すべきですか?
画像1枚あたりの推奨サイズは、一般的に100KB以下です。特にスマートフォンでの表示を考えると、できるだけ軽量に抑えることが重要です。
ただし、商品の細かい質感を伝える必要がある場合など、画質の維持が必要なケースもあります。その場合は200KB程度まで許容できますが、それ以上のサイズは表示速度に影響が出る可能性が高くなります。
まとめ:画像SEOで上位表示を目指そう
画像SEOは、ウェブサイト全体の検索順位を向上させるだけでなく、Google画像検索からの流入を増やすためにも重要な施策です。altタグやファイル名、画像サイズなどを最適化することで、検索エンジンが画像の内容を正確に理解できるようになります。また、適切なキャプションや構造化データの活用は、ユーザビリティを高め、より多くのユーザーを惹きつける要素になります。
さらに、オリジナル画像の作成やレスポンシブデザインへの対応は、競合との差別化を図るために効果的です。ただし、著作権やサイト速度への影響といった注意点を意識することも忘れてはいけません。
画像SEOは、正しい知識と適切な手順で取り組むことで、確実に成果を上げられる分野です。この記事で紹介したポイントを参考に、画像SEOを実践し、検索結果での上位表示を目指しましょう。